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KONA WIND 〜 iBS外語学院長・南徹ブログ
恒例の坊津は丸木浜キャンプ
第48期生のチャレンジ学習だ
電気はない
携帯の電波が充分にキャッチできない
水も限られている
コンビニなんてどこにもない
トイレは遠い昔のボッチャントイレ
火をおこし
料理も自分で作る
テントの中以外は雨風を凌ぐのも難しい
暑い紫外線は皮膚を焦がす
暑さから逃れられるのは海の中だけ
でも・・・こんなに不便なのに
みんな笑顔で楽しんでいる
人が人であるための原点に帰れるからだ
人は大自然の一部である事
厳しい自然
優しい自然
父親のような自然
母親のような自然
僕らは皆んな生きている
僕らは皆んな生かされてる
天から落ちた山の水
流れ流れて滝となる
愉快に歌い
舞いながら
しぶきを立てて
川面を走る
終着駅は青い海
あ〜夏が来た

梅雨のシャワーを浴びて
緑に光る
雨傘のような蓮の葉
そんな蓮の葉を渡る欄干が
僕らを
御楼門に導いた
日本一の城の門をくぐり
目指すは城山の展望台
600種を超える多様な植物が群生する
城山の森は
最高の散歩道
教室の授業に少しくたびれた学生諸君
自然との対話のひと時は
癒しのひと時となった
目的の全てが終了し
ホテルにチェックインを終えると
サンフランシスコのフイッシャマンズワーフ
ピアー39に一杯のビールと半分サイズの
カニを食べに立ち寄った
ほんのひと時のダレヤメである
これは失礼
ダレヤメとは
鹿児島の方言で
大仕事の後の息抜きの事です(笑)
残されたのは
15時間近くのフライトだけである
たくさんのワインにたくさんの食べ物
B BQはアメリカのお祭り
Amend氏の館にたくさんのゲストが集まった
ロータリーの会長さん
海洋研究家
人工衛星開発者
高校・大学の先生
実行家
表千家の茶道家
様々な分野の専門家の皆さんの大集合だ
話しが途切れることはない
初めて会うのにだいぶ昔からの知人のように
バンクエットは夜10時近くまで続いた
5時起床
6時出発
我々のクラブと
姉妹クラブの
サンライズロータリークラブでの
講話の1日が始まる
40名近くのロータリアンの皆さんが集まった
この講話が今回の訪米の
1番の責務である
来年4月8日に開催される
鹿児島西ロータリークラブの
60周年記念式典に参加して頂く事がメインとなる
僕は
式典実行委員長としての重責がある
結果として
10名を超える方々が
来日してくださる事となった
肉体は朽ちても魂は・・・
サンタローザの長澤鼎記念館は
跡形もなく焼け落ちていた
だが魂は生きていた
ボロボロに焼き焦がれた刀と
たくさんの写真と
語り継がれてきた偉業が
物語っている
83才であの世に旅立ったが
彼のオーラが至るところから感じられる
葡萄の蔦の緑から
初夏のそよ風から
巨大に聳え立つ Red Woodの木々から
何にも増して
サンタローザの人々が語り継ぐ
大和魂の偉風から
長澤は
歴史に
しっかりと足跡を残してきた
帰ってきましたサンフランシスコ
2022.06.15
ゴールデンゲートを過ぎ
魔の刑務所
アルカトラスを眼下に
サンタローザの
キャサリン&スティーブ夫妻の邸宅へ
江戸の末期に薩摩の当主
島津久光の密命で
英国に留学した19名の留学生の中で
最年少
13才であった長澤鼎(ナガサワカナエ)
イギリスからアメリカに渡り
アメリカの葡萄王となったのは周知のとおり
その長澤博物館が5年前の山火事で
全焼した
その記念館を
大切に守っていたお一人の邸宅訪問である
サンタローザ友好協会と言う
スティーブさんのお家も全焼したが
今は
丘の上に立派に再興されている
真っ青に澄んだ
サンタローザの初夏の風に酔いながら
ワインを頂き
時差ボケを忘れて
数時間も語り合った
明日の視察と講話が楽しみとなった
屋久島は雨の島
ひと月に35日雨が降る
と言われる程に
雨に恵まれた島だ
何となく
直感的に
屋久島の隠れ家が気になった
トッピーに飛び乗って
たどり着いた家はジャングル
草木が我が物顔にジュマンジだ
畳の上はカビのダンスパーティ
大自然は休むことはない
人間から自分達の世界を取り戻すべく
一刻1秒の油断を掻い潜って攻めてくる
でもなぜか
そんな自然が愛おしくなった
降り注ぐ雨に哀愁がある
大掃除はそっちのけで
我を忘れてしまった
たったひと夜の屋久島だが
それでよし
鹿児島の加治屋町は
奇跡の村だった
西郷隆盛を始めとして
大久保利通
大山巌
東郷平八郎
山元権兵衛
などなど
たった70戸程の集落から
明治維新の偉業遠成し遂げた偉人達が
突出して生まれている
島津斉彬公のリーダーシップか
小松帯刀の参謀力か
郷中教育のなせる技か
とにもかくにも
パワースポットである
今年も第48期生に
日本の歴史の
重要な視点を学んでもらうために
加治屋町の古里維新館を訪れた
甲突川のせせらぎに
偉人の風が微笑みのように
流れていた